学者くずれ×ひとり親の貧困交差点

博士号持ち・子持ち・メンヘル持ち。職なし・連れ合いなし・気力なし。それでも今のところ、なんとか生きています。

節約×生春巻~大根の皮炒め~

掃除も洗濯もイヤイヤやってます。料理もべつに好きではありませんが、多少やります。

先日書きましたように、我が家は貧しいです。

komorikahko.hatenablog.com

 ですので、食材を大切に使って生きております。今日はそんなお話。

 

学生時代、私の愛読書は雑誌『主婦の友』でありました。

 

当時、週末に地域の図書館でアルバイトをしておりました。

利用者の途切れたタイミングは本を読み放題。隙間時間にちらっと読んで知識にする上で、主婦雑誌はもっとも私の興味を引くものでした。

 

主婦雑誌の主要なテーマのひとつが節約。これは『主婦の友』創刊の大正期から変わりません。私が熱心に読んでいた時期も、節約レシピは2号に1度は特集されていたように思われます。

 

その代表が、大根の皮のきんぴら。大根の皮と、大抵はニンジンの皮とを、あればベーコンと一緒にきんぴらにします。

何度も作ったのですが、いつも、「不味くないけどつまんない味だなあ」と思っていました。あまりにシンプルなのです。

 

あとね、こういう始末料理=食材を無駄にしない料理は、男衆に甚だウケが悪い。

作ったところで結局、自分一人で消費することになります。

そんなこともあって、私は「皮だけど、それ以外は節約と同じくらい自分の好きな味であることを大事にする」をテーマに大根の皮で遊んでおります。

 

今日は、挽き肉を味噌で甘辛いあんにして、それと大根の皮を炒め合わせてみました。

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【材料】

大根の皮:半本分(千切り)

豚挽き肉:50g

みりん、酒、味噌、砂糖:各大さじ1。あらかじめ混ぜておく

胡麻油、塩、米粉、水:適量

好みで生姜すりおろし

 

フライパンに胡麻油を熱して挽き肉を炒める。

あんにしたい程度の水、合わせた調味料、生姜を入れ、米粉を入れてとろみをつけ、一旦皿にとる(米粉は水に溶かずそのまま振り入れればとろみがつくので便利です)。

ふたたびフライパンに油をひき、大根の皮の千切りを炒め、若干の水をいれたら蓋をして蒸す。

塩で「ちょっと薄味かな?」程度に味をつけ、皿にとった挽き肉あんを戻して炒め合わせる。

 

適当に作ってみたわけですが、これ、ご飯がススム君です。みりんと味噌の味付けはご飯を消失させる魔法です。

で、魔改造します。

必殺・納豆&生春巻。さらにキムチと、今回はエゴマの葉をプラス。

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彩りを意識したわけですが、結果…

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あーー。
なんつうかこう、柿の葉寿司?

でもね、やっぱりおいしいです。

みりんと味噌:ご飯消失魔法

納豆:ご飯殺し

キムチ:ご飯のブラックホール

ですから、米粉でできた生春巻が彼らに持って行かれないはずがないのです。

 

ごちそうさまでした。

案の定、男衆=ジュンは見向きもしてくれず(涙)他のものを食べて「お腹一杯」と食卓を離脱しました。

悔しい…。