学者くずれ×ひとり親の貧困交差点

博士号持ち・子持ち・メンヘル持ち。職なし・連れ合いなし・気力なし。それでも今のところ、なんとか生きています。

大浴場とひとり親

yahooのトップページを漁っていたらこんなコラムが。

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ジュンとふたり暮らしになってわりと早い段階で、この問題に悩みました。当時のジュンはお風呂大好きだったものですから。

 

普段の入浴でも、家族旅行でも、ジュンの入浴はとーちゃんに任せっぱなしでした。もっとも、おもちゃを持ち込んで長湯をするジュンにはとーちゃんも付き合いきれず、遊んでいるジュンを脱衣所で見守り、というのが我が家のスタイルでしたが。

 

昨年冬、ジュンとふたりでスキー旅行に行きました。

温泉の有名な村で、村内には無料の共同浴場がありました。

しかしながらそれらは当然、性別で入れるお湯が分かれています。

それらの事情を説明したところ、当時小学2年生であったジュンは、ひとりで入浴して、出て私を待つということに不安があったようで、共同浴場には行きたくないという反応でした。

やむなく、水着で入る有料の温浴施設に行きました。

雪見の露天風呂をジュンと一緒に堪能できたのはよい思い出ですが、無料の温泉、入りたかったなあ。

 

ひとり親が、夫婦二人で育てていれば気がつかないような様々な不便や困難に直面するということは、知識としてわかっているつもりでしたが、具体的な困難は本当に細かいところに現れてきます。

我が家の場合は、二人家族になったときに、ジュンが不完全ながらも自分で洗って拭いて服を着るとことまでできる状態だったので、心配しつつも男湯に一人で行かせることができるのがありがたいです。もっと小さい段階で、異性の子どもを育てているひとり親の皆さんはどんなにか不便でしょう。

多くの温浴施設に家族風呂がおかれると良いなあ。