学者くずれ×ひとり親の貧困交差点

博士号持ち・子持ち・メンヘル持ち。職なし・連れ合いなし・気力なし。それでも今のところ、なんとか生きています。

母の日には毎年同じものを贈ろう

今週のお題「母の日」についての記事です。

 

 

今日は母の日でしたね。

ゴールデンウィークに入る前に財布と相談して、とーちゃんのお母さんのために、ネットショップで花束を選んで母の日前後に届くよう注文しました。

 

とーちゃんのご両親に対して別に敵意はありません。
幸せに生活していただきたいと思っています。

 

ただし、私のあずかり知らぬところで。

 

それでもまあ、ジュンの祖父母なわけですから、対外的に申し訳が立つ程度の付け届けをしておりまして、その一環として母の日に義母に花束を贈っております。
必ず生花の花束。消えるものと決めております。鉢花やプリザーブドはNGと決めております。


このルーティーンの背景には、私の実母の助言があります。

 

とーちゃんと結婚して最初の春、私はそれはそれは気合を入れて、「母の日には何を贈るべきか? 義母の好みは? 習慣としてやっていることは?」とうだうだ考えながら、お店を歩いたりネットを漁ったりしていました。


そんな話を、ある日ぽろっと実母にしました(当時、夫と住んだ家から私の通う大学院が遠かったため、院に近い実家に毎週泊まっていました。その中でぽろっとです)。

すると母は、「花束でもお菓子でも、毎年決まったものにして、母の日はそれだけにした方がいいよ」と、浮かれる私を制してくれました。


“プレゼントを選ぶのは楽しいだろうが、毎年になるといずれネタが切れる。私事や仕事に紛れてプレゼントを選ぶのが苦痛な年も出てくるだろう。だから、毎年考えずに差し上げられるものにした方が良い””他に差し上げたいものがあれば、それは行事や記念日と無関係の時に、サプライズとして差し上げればよい”と。

 

当時の私は少し残念だなと思いつつも、納得するものもあったので、母の言に従って花束を贈りました。それ以来義両親には、母の日にはカーネーションの入った花束、父の日には義父と義母とで飲めるお酒、という定番を贈っております。

 

結婚して10年以上が過ぎ、とーちゃんもいない今、実母の助言はしみじみとありがたいです。
予算にマッチして、カーネーションで、花束で、と条件を絞ると、優柔不断な私でも20分で注文できます。

 

今、新婚さんで、こういった行事ごとの贈り物を楽しく悩んでいる方がいらしたら、定番のイベントには毎年決まったものをお贈りすることをお勧めします。とにかく機械的に贈ればよいんだ、となれば、毎年悩まずに済みます

 

私に助言をしてくれた実母は、折に触れて“いただきものがいかにありがたく、いかにやり場に困るか”を語ってくれています。そのような事情から、実母への母の日や誕生日は「おめでとう」の言葉と一緒に過ごす時間がプレゼントとなっています(気の置けない人へのお祝いって、大体そうなると思います)。

 

モラハラ野郎の父と結婚していた間の母が私にしたことについては、正直いまもフラッシュバックがあり「これが親のすることか⁉」と、生々しい憤りに駆られることがあります。

それでもやはり、私の糧になることをしてくれて、困っているときは助けてくれる母への感謝は尽きぬものがあります。