障害者に好かれます
今日はアルバイトでした。
駅でタブレットをいじりながら電車を待っていると、視界に人影。
決して混んでいない駅で、俯いている私の視界に入るということは、かなり近くに立っているということです。
知り合いかな、と思って顔を上げると、知らない人でした。ダウン症の方のようです。20代前半ぐらいに見えました。
彼は数秒じっと私を見て、挨拶するように右手をあげました。
私も挙げ返しました。
彼がホームの端に立っているので、「そこちょっと危ないですよ」というと、黄線の内側によけました。
それ以上彼がなにもしないので、再びタブレットの世界に戻る私。
しばらくすると彼がまた寄ってきました。
今度は両手をあげて、私の手を取ります。
さすがに何が起きるんだとドキドキしていると、彼は繋いだ手をあげてダンスのように動かし、片手を離して、繋いだ方の手を上げてくるりと一回転。
にこにこしながら離れていきました。
気分がよくて踊りたかったのでしょうね。
隣駅からバスで行けるところに、大規模な作業所があるので、そこに通所している人かなと思いつつ、やって来た電車に乗りました。
なぜか私、知的障害や自閉症状のある人(といっても、公共交通機関を単独で利用できる程度の障害です)に好かれるようで、よくこういうことがあります。さすがにダンスは初めてですが。
小学校の頃には、障害のある子のお世話を買って出るような子が学年に何人かいたものですが、私はそういうタイプではありません。
障害者の知人も少ないです。
どうして私に話しかけたりしようと思ってくれるんでしょう。不思議です。