パパの味
今夜の食事はお好み焼きです。
とーちゃん(ジュンの父で私の夫)が一緒にいた頃、お好み焼きはとーちゃんの担当でした。
もともと私はお好み焼きが好きではありませんでした。でも、とーちゃんが予備校時代住んでいた大阪で試行錯誤しておぼえたと言って作ってくれたお好み焼きは美味しかったです。粉が少な目で、山芋たっぷり、生地に出汁の味が効いていて、なるほどこれなら、ご飯のお供にお好み焼きという「お好み定食」(というのが大阪にはあるそうですね)も理解できると思ったものです。
とはいえ、やっぱりお好み焼きが大好き、とはなりませんでした。そんな事情もあって、とーちゃんがお好み焼きを作るのは、とーちゃんに料理する余裕のある土日で、私が学習会などでジュンの世話をお任せする日ばかりとなりました。ジュンはお好み焼きが好きになりました。
ふたり暮らしになって、私が山芋をすりおろしているときに、ジュンが「今日はお好み焼き?」と聞いたことが何度かありました。普段料理をする私が、当然、とーちゃんのような美味しいお好み焼きを作ると思っているんだな、と思いました。
今日はふと気が向いて、お好み焼きにしてみたのですが…
とーちゃんが作っているのを横で見ていたつもりだったのですが、さっぱりうまくいきませんでした( ノД`)…
キャベツの切り方が大きくて、1枚目はうまくまとまらず、ひっくり返したら崩壊し、食べてみたらキャベツがしゃきしゃき…
微妙な表情で食べるジュンをみて、なんとか挽回しようと色々考え、3枚目はチーズをのせてみました。ジュンは少々苦手なものでもチーズをのせれば食べます。
うーーーーん。
こんなビジュアルですが、焼き時間を長くしたりしてしっかりキャベツを蒸したので、無事に生地がまとまって、ジュンは美味しいと言って食べてくれました(*´∀`*)
とーちゃんの味に近づくように精進したいと思います。